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連載コラム「初めての投資信託」

お取り扱い投資信託一覧

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前回は投資信託のしくみについてお話しました。そこで今回は、「なぜ投資って必要なの?」というテーマでお話したいと思います。

投資信託でお金にも働いてもうらうべし!

今から約17年前、1990年頃の預貯金の金利は最高水準にあり、利回りにして8〜9%を超えるものもありました。1000万円あれば、何も考えずにただ預けているだけで年間70〜90万円の利息が付いていました。10年で約2倍!この頃は「お金にはゆっくり寝ていてもらってもいい時代」だったのです。
そして時は移って現在…。皆さんご存知のとおり、ここ数年間は超低金利の時代が続いていました。最近、金利はじわじわと上昇の兆しが見え始めていますが、まだまだ低金利には変わりありません。2007年6月現在、1年定期預金の金利は0.35%(金融機関によって多少違います)。1000万円預けても年間35000円の利息しかつきません。そこから20%の税金を引かれて、月々わずか2300円ずつしか受け取れない計算になります。これでは家族そろってのレジャー費用にもなりませんよね。
やっぱりこれからは「のんびり寝かせている場合じゃない!お金にも働いてもらう時代」なのです。投資信託を使って、ぜひお金にも働いてもらいましょう!

〜元金300万円が運用次第でこんなに差が出る!〜

(元金300万円・複利運用・税金は考慮しない)

運用期間 20年間 運用期間 30年間
年利率0.1% 306万円 309万円
年利率4.0% 657万円 973万円
年利率9.0% 1681万円 3980万円

世の中は貯蓄から投資へ〜バラエティに富んだ投資信託を活用すべし!

世間を騒がせている年金問題。消えた年金も大問題ですが、わが国の根本的な問題である少子高齢化や長年の低金利により、私たちが将来もらえる年金は不透明。もらえる年金は減るわ、現役時代に払う保険料は年々増加するわで、負担は若い世代ほど重くなってきているのです。
2001年からは確定拠出年金という制度が始まりました。これは、一言でいえば「老後の生活資金は自分で考えて準備してくださいね」という制度。会社が出した掛金で、元本確保型の預貯金や保険商品、投資信託などの中から、自分の好きな金融商品を選んで運用していきます。うまく運用できれば将来たくさんのお金を受け取ることができますが、あまり関心も持たずにいた結果、全然殖えなくてもそこは自己責任。「老後にもらえるお金は少ししかありませんよ」というものです。この制度を採用する会社も増えてきていますので、他人事ではありませんよね。
現在、日本人の1500兆円を超える個人金融資産のうち、50%以上が預貯金などの安全確実な資産であるのに対して、株や債券、投資信託などのいわゆるリスク資産に振り分けられているのは12〜13%にしか過ぎません。しかし、政府は今後3年ほどでこの割合を30%程度にまで増やす計画のようです。それに伴い、税制を始めとして世の中は貯蓄優遇から投資優遇へと変わってきています。今後、バラエティに富んだ投資信託は、個人の投資先としてますます活用しやすい金融商品となるでしょう。

投資信託で「目に見えないリスク」を軽減すべし!

「しばらく使う予定のない100万円を持っているとします。あなたならどこに預けますか?」。以前、主婦の方を対象に資産運用セミナーを行ったときに、こう聞いてみました。予想どおり、「郵便局や銀行」という回答が一番多い結果となりました。その理由は「安全だから」「株は損するけど、預貯金なら絶対損しない」「他に知らないから」。では本当に、預貯金はどんな時も絶対損しないのでしょうか?

いま、あなたは100万円を持っていて、とても気に入った車が100万円で発売されました。買いたいのですが、いま乗っている車があるので数年後に買い換えようと100万円を自宅の金庫に入れました。そしてX年後、金庫の中から100万円を取り出して、車を買いにいくと…なんと100万円だった車は120万円に値上がりしていて、持っている100万円では買えなくなっています。つまり、車1台分の価値があった100万円は、世の中の物価上昇によって、車1台分の価値がなくなった。つまり、お金の価値が目減りしてしまった(実質的に損をした)ということです。これを「インフレ・リスク」と言います。

「株は損する」と皆さんが思うのは、価格の変動があるから。そして、その変動は誰の目にもはっきりとわかるからです。「100万円で買った株が60万円になってしまった。やっぱり株は危ないよ」と。そして「銀行に100万円預けたら、ほとんど利息は付かなかったけど100万円戻ってきたから、やっぱり銀行が一番安全よね」と思い込んでしまうのです。実質的には損をしているのに…。
このように、私たちが気づかないうちに損をしている“目に見えないリスク”こそ、恐ろしいことだと思いませんか?
実際、1970年からの35年間で物価は約3倍、株価(TOPIX)は約9倍になっています。金融資産の一部を株式資産などで運用すれば、インフレ・リスクを軽減することが可能なのです!目に見えないリスク対策のためにも、ぜひ投資信託の活用を考えてみたいものです。

今回は、なぜ投資を考える必要があるのかを簡単にご説明しました。いかがでしたか?少しは投資について興味を持ってもらえたでしょうか?

次回は「投資のリスクを軽減する、とっておき情報」をお伝えするつもりです! お楽しみに!

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[コラム執筆者]

時川郁
CFP。1963年熊本県生まれ。大妻女子大学短期大学部卒業。
日興證券にて11年間窓口営業に従事。1996年にファイナンシャルプランナーとして独立。マネー・ライフプランの個別相談から、セミナー・執筆など精力的に活動している。熊本日日新聞「家計のイロハ」、月刊家族時間「お金の学校」などを執筆。

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