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はじめてのミニ日経

  第1回:投資信託の基礎知識



資産運用に興味を持ち、株式投資を始めた山本さんですが、ここのところの世界株安の影響で含み損が出ています。しばらくこのまま持つしかないのかなと思いながら、久しぶりに知り合いのFPである時川さんと会い、お寿司屋さんにやってきました。

時川先生 お久しぶりです!その後、株の方はいかがですか?
山本さん 最初の頃は順調に値上がりしていたけど、サブプライムや原油高などの影響で値下がりしちゃって、売るに売れず…。で、美味しいお寿司でも食べながら話を聞いてもらえばちょっと気が晴れるんじゃないか、ってね。
時川先生 今は我慢のしどころでしょうね…。長期で考えるとかえって仕込み時だという銘柄もあるとは思いますが。
山本さん そうなんだよね。全体的な株式相場が下がっているから仕方ないとは思いますが…。こんな時、株価が下がる時でも利益が取れるような仕組みのものがあればいいですよね…。それも、個別の株式だとどれを買えばいいか選ぶのが難しいから、相場全体を売買できるとなおいいですねぇ。
時川先生 山本さん、実は、あなたのように、「個別の銘柄を探すのは難しい、相場が上がっても下がっても利益が取れるような取引がしたい」という条件に合うものがありますよ!
山本さん えっ!?あるんですか〜?
時川先生 日経平均を売買するものですから、個別の株を探さなくてもいいし、これから相場が下落するかな…と思った時は、売りからスタートして、下がったところで買い戻して利益を取ることも可能ですよ。ですから、下落相場の時にただ見ているしかできないなんて事はありません。でもそのぶん、リスクも大きくなりますし、現物取引とは違う特有の約束事もあるのです。少し、順を追って説明していきましょうか。
山本さん そうですね。せっかくだから、しっかり勉強して資産運用に役立てていきたいと思います。よろしくお願いします。
時川先生 こちらこそ。早速ですが、先物取引って聞いた事ありませんか?
山本さん あります、あります。大豆とかトウモロコシとか冷凍エビとか…商品先物っていう言葉は聞いた事がありますよ。
時川先生 そうですね。さっきお話したのは、その先物取引の一つです。。
山本さん えっ。先物ってなんだか怖いですね…。信用取引とか先物取引とかで、財産を全てなくしたなんて、時々話に聞きますよ。大丈夫ですか?
時川先生 それは、レバレッジを大きくするからですよ。レバレッジとは、「てこの原理」のことなんですが…、「てこ」を使えば、少ない力で大きな石でも動かせますよね。それと同じで、先物取引は少額の資金でその何倍、何十倍もの取引ができるのです。たとえば実際は10万円の資金しかないのに、それを担保にして100万円分の取引をできるとか…。レバレッジが大きくなれば、少ない資金でも一気に大きな利益を上げることも可能ですが、反対にあっという間に損してしまうことだってあるのです。
山本さん それは…ますます怖い!
時川先生 確かに怖いですね。ちょっと儲かると、欲が出て自己資金ギリギリまで取引をしたくなるのですが、その分、損失も大きくなるという事をしっかりと覚えておいてください。つまり、資金に余裕を持っておくことでコントロールできるのです。これからは、資産管理をきちんとしていく事が必要になりますね。これは、先物取引に限らず、投資をする場合の基礎の基礎です。
さて、話を元に戻しましょう。先物取引とは、「将来のある決まった日に、いくらで買います(売ります)という事を、現時点で約束する取引の事」です。
山本さん う〜ん。ちょっとむずかしいなあ。あ、ここのお寿司、美味しいんですよ!食べながら話しませんか?
時川先生 そうですね、このマグロ、美味しいですね!
では、わかりやすくマグロで考えてみましょう。原油高で燃料が高騰し、遠洋漁業がやりにくくなるかもしれないというニュースが流れたとすると、マグロの価格は将来どうなると予想しますか?
山本さん う〜ん、マグロが獲れにくくなってくるから、今より価格は上がるかな。
時川先生 とすると、もし、マグロ1本を半年後に100万円で買う約束を現時点でしておくと、半年後に150万円になっていたとしても、約束どおり山本はマグロ1本を100万円で買えるわけです。
あ、余談ですが、マグロの数え方は、生きて泳いでいる時は1匹、水揚げされると1本、解体された状態では1丁、それから塊(コロ)、冊(サク)、そして私たちが食べるお刺身は1切となるようですよ。知っていましたか〜?
山本さん ハハハ、知りませんでした。豆知識ですね。で、話を戻してと…150万円するマグロを100万円で買えるのはいいですね!
時川先生 そうですね。ただし、もし、原油価格が落ち着きを取り戻し、大漁でマグロ1本50万円になっていたとしても、山本さんは約束どおり100万円で買わなくてはいけません。
山本さん それはいやだな〜。だったら、早めにその約束を手放したいよ。
時川先生 ええ、もちろん、それもできますよ。この「いくらで売買する」と言う約束は、期日までに転売する事も可能です。ただし、約束の期日が来てしまうと強制的に決済されます。マグロを日経平均に置き換えたものが、「日経225先物取引」です。これはモノがない取引ですから、差額を精算する方式(差金決済)で決済されます。日経平均がこれから上がると思えば買っておき、下がると思えば売りから入ればいいわけです。
山本さん ふ〜ん。株価が上昇局面でも下落局面でも、利益を取る事が可能なわけですね。それに期日があるという事は、今の私のように値下がりした株をダラダラと持ち続ける事はできないのですね。
時川先生 俗に言う「塩漬け」っていう状態ですね。
山本さん ハハハ、…つらいなあ。
時川先生 日経平均を売買するという事は、個別の銘柄を売買するより分かりやすいと思いませんか?個別銘柄だと、倒産する可能性もあるし、相場全体が上がっていても企業の個別要因で株価が下がる事だってある…。でも、日経平均は一流企業といわれる225社の株全体を取引きするということですし、いつでもテレビのニュースなどで値動きがわかりますからね。また、信用取引で空売りした時に必要な費用(逆日歩や貸株料)もかかりませんし、一般的に手数料も安くなっています。
山本さん そうか、なるほどね。ところで、その日経225先物取引って、単位はどのくらいなの?
時川先生 日経平均の1000倍です。つまり、日経平均が13000円なら、その1000倍、1300万円が単位となり1枚といいます。日経平均が13500円に上がれば、1350万円となり50万円の儲け、12500円になれば1250万円で50万円の損失です。
これを、約50万〜100万円くらいの資金があれば取引できます。ただ、先ほどもお話したように、資金ギリギリまで取引するのはお勧めできませんね。
山本さん たしかに、そんな金額を取引するなんて、とてもじゃないけど無理だよ。
時川先生 それで、取引の単位を10分の1、つまり日経平均の100倍にしたものが「日経225mini」。これだったら、個人の投資家でも参加しやすいですね。
では、次回は「日経225mini」について、ご説明しますね。お話している間に、お寿司、ペロッと食べてしまいました。美味しかったですね!
山本さん はい!ありがとうございます。次回が楽しみになってきました。

ファイナンシャルプランナー ときがわ ふみ



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