先物オプション取引制度
―大証デリバティブシステム(J-GATE3.0)について―

令和3年9月21日(火)より大阪取引所の先物オプションの取引制度が変更となりました。
先物・オプション取引制度の概要は以下の通りです。

1.概要

指数オプション取引に係る日中立会開始時刻の前倒し
  • 指数オプション取引の日中立会開始も午前8時45分に前倒しされます。
  • オープニング・オークション : 午前8時45分
  • レギュラー・セッション   : 午前8時45分から午後3時10分
  • クロージング・オークション : 午後3時15分
サーキット・ブレイカー制度の見直し

各商品の中心限月取引において、呼値の制限値幅の上限値段に買呼値、又は下限値段に売呼値が提示された場合には、直ちにサーキット・ブレイカーを発動。一定時間経過後、制限値幅を拡大し、取引が継続されます。

サーキット・ブレイカー発動イメージ サーキット・ブレイカー発動イメージ
制限値幅の見直し
株価指数先物取引の呼値の制限値幅に係る制限値幅算定基準値を当該取引日の呼値の制限値幅の基準値段とし、取引日単位で制限値幅が設定されます。
日経平均オプション取引に係る呼値の単位の見直し

日経平均オプション取引に係る呼値の単位について、オプション価格が1,000円を超える場合の呼値を「10円」から「5円」に変更されます。

オプション価格 呼値の刻み
100円以下 1円
100円超 5円
(オプション価格が1,000円以上の呼値:10円が、5円になりました。)
対当値段条件付注文の廃止
『対当値段条件付注文』(価格の限度を指定せずに発注し、最良の売呼値又は買呼値と対当する指値注文)に係る機能が廃止されます。

2.注文条件

【注文の種類】
注文の種類 概 要
指値注文 価格の限度を指定して発注し、指定した価格又はそれより有利な価格で約定する注文。
成行注文 価格の限度を指定せずに発注し、最良の売呼値又は買呼値と順次対当する注文。成行注文は、特別気配制度の廃止に伴い、未執行数量を注文板に残すということはできなくなります(未執行数量は必ず失効します)。
引指・引成 プレクロージングにおいて板登録される、クロージングオークション(引け)で有効となる注文です。
・取引停止等が行われている場合は、指定したプレ・クロージングが到来しても板登録されません。
【注文の執行数量条件】
執行数量条件 内容
FAS Fill and Store 発注した注文の内、一部約定後に未執行数量が残った場合に、残数量を有効とする条件(現行と同じ)
FAK Fill and Kill 発注した注文の内、一部約定後に未執行数量が残った場合に、残数量を失効させる条件
FOK Fill or Kill 発注した注文の内、全数量が直ちに約定しない場合には、発注した全数量を失効させる条件
【注文の有効期間条件】
有効期間条件 内容
GFD Good for Day 当日の日中立会終了まで有効とする条件
(ESに受け付けた注文は当日のES終了まで有効)
GTD Good till Date 指定した期間が満了する日(*)の日中立会終了まで有効とする条件
(有効期間は、最長255日指定可能)
GTC Good till Cancel GTD条件の一種で、取り消すまで有効とする条件
(取り消さなければ、取引最終日の日中立会終了まで有効)

※ES・・・・・イブニングセッション
※(*)・・・・・当日を含め指定した日数まで

口座開設

トレジャーネットでの口座開設費用・管理料は無料です。

ページの先頭へ